
全国の児童養護施設で暮らす2万7026人(2018年2月1日時点)のうち、親などから虐待を受けた経験がある子どもが65.6%の1万7716人に上ることが31日、厚生労働省の調査で分かった。15年の前回調査から6.1ポイント上昇した。児童相談所の虐待対応件数が増加し続ける中、施設で暮らす子どもたちに対するケアの必要性が改めて浮かび上がった。
虐待が主な入所理由だったケースは45.2%。ただ、別の理由で入所した子どもを含めて虐待経験の有無を施設側に確認した結果、65.6%が何らかの被害に遭っていた。厚労省の担当者は「入所時には言い出せず、施設で打ち明けることもある」としている。
受けた虐待を種類別(複数回答可)で見ると、ネグレクト(育児放棄)が最多で63.0%。次いで身体的虐待41.1%、心理的虐待26.8%、性的虐待4.5%だった。
知的障害や発達障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などがある子どもは36.7%(重複回答可)で、専門的な支援体制の整備が急務となる。
入所している子どもの平均年齢は11.5歳で、入所時の平均は6.4歳、平均在所期間は5.2年。今後の見通しとしては「自立まで現在のままで養育」(58.3%)が最多で「保護者の元へ復帰」は27.7%だった。
中学3年以上の8412人への調査では、大学か短大への進学を31.8%が希望。「施設を出て、自分で生活することに自信がある」と答えたのは32.3%にとどまり、継続的な支援の重要性が浮き彫りとなった。
調査は児童養護施設や乳児院、里親家庭などで親と離れて暮らす子どもらを対象に、おおむね5年ごとに実施している。
〔共同〕
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January 31, 2020 at 05:24PM
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「虐待受けた」65% 養護施設の児童、厚労省調査 - 日本経済新聞
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