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ゴーン会見「朝日・テレ東・小学館」がなぜ選ばれた?(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が1月8日、逃亡先のレバノンで記者会見を行った。会見に出席したのはゴーン前会長から選ばれた世界のメディア約60社とされている。日本からも多数の報道関係者が押しかけたが、会場に入れたのは3社だけだった。【毎日新聞経済プレミア】

 3社とは朝日新聞、テレビ東京、そして小学館だ。朝日新聞は2018年11月にゴーン前会長の逮捕を他社に先駆けて報道した経緯がある。テレビ東京は日本経済新聞の系列放送局で、ゴーン前会長は逮捕される前に、夜の経済ニュース番組にたびたび登場していた。

 意外だったのは小学館が選ばれたことだ。小学館は週刊ポストの取材班を送り込んでいた。週刊ポストはゴーン前会長の事件の記事を何度も掲載している。ただ、印象に残った報道があるかといえば、それほど際だった記事は思い当たらない。ゴーン前会長が新聞、テレビ、そして週刊誌と媒体別に1社ずつ選んだとも考えられる。

 ◇12番目に指名

 現地からの中継映像によると、ゴーン前会長は1時間あまりにわたってメディアと質疑応答を行った。ゴーン前会長はメディアを国ごとに分け、地元レバノン、フランス、出身国ブラジル、米国、英国といった順で指名した。その後にようやく「日本のメディアは?」と順番が回ってきた。

 最初にテレビ東京が指名された。テレビ東京の記者は「あなたは日本で尊敬されたCEO(最高経営責任者)だった。なのに、日本の法律に違反してここにいる。これは間違っていることではないのか。日本国民に対して説明を」と質問した。簡単に言えば、「なぜ法律に違反してまで海外逃亡したのか」という疑問だ。

 ゴーン前会長は次のように答えた。

 「保釈中の出国は違法だ。だが、その前に(日本の)検察がたくさんの違法なことをした。日本では検察官の情報漏えいは禁じられているが、メディアに多くの情報をリークした。だが、だれもとがめていない。私だけが法律に従えというのか」

 ◇「スペースが限られていた」

 続いて小学館(週刊ポスト)が指名された。小学館の記者は「(会見の場に)日本メディアが少ないことに驚いている。なぜ一部の日本メディアしか入れないのか。反感を買うのではないか」と質問した。

 これに対しゴーン前会長は「日本メディアを差別しているわけではない。プロパガンダ(宣伝)をもって発言する人や、事実を冷静に分析できない人ではなく、客観的な見方ができる人に来てほしいと考えた」と答えた。そして、次のように付け加えた。

 「英BBC、米CNNといった多くの国際的なメディアを招いた。客観的に事実を報道できると思ったからだ。限られたスペースだったので、すべての日本メディアを入れることができなかった」

 日本メディアの質問はこの2社で終わった。朝日新聞は指名されなかった。

 記者会見は事前の予告どおり日本時間8日午後10時(現地時間午後3時)に始まった。まずゴーン前会長が1時間10分ほど“演説”し、数分の休憩をはさんだ後、質疑が1時間余り行われた。会見が終了したのは9日午前0時を大きく回っていた。

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January 11, 2020 at 07:30AM
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