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コロナ・ショック 日経平均はこのまま「底抜け」するか否か - auone.jp

日経平均株価は一時、1万9000円を割り込んだ(写真:時事通信フォト)

 9日の米ニューヨークダウが一時2000ドル超と過去最大の下落幅を記録し、10日の日経平均株価も一時1万9000円を割り込むなど世界の株式市場は「コロナ・ショック」に見舞われている。はたしてこの先の市場の推移はどうなっていくのか。カブ知恵代表の藤井英敏氏が分析する。

 * * *
 新型コロナウイルスの感染拡大による「コロナ・ショック」にOPECプラス協議の決裂によって引き起こされた「原油安」が加わり、短期筋が「下がるから売る」という機械的な売り(リスクパリティ戦略)を繰り広げ、世界同時株安の様相を呈している。ここまで急落すると、信用取引をする個人投資家も追証(追加証拠金)が発生し、強制決済で売らざるを得ないお手上げの状況にある。

 日経平均株価も政府・日銀が何もしない状況なら、下値が見えない「底抜け」となってもおかしくないが、そうではないと見ている。

 実際、史上最大の下げ幅を記録した直後、トランプ大統領が減税を含めた大規模な経済対策を表明し、安倍政権も新型コロナ緊急対策第2弾を打ち出すなど、日米ともに政策への期待から買いも増え、10日の日経平均は売りと買いが交錯して乱高下。一時は1万9000円割れとなったが、午後に買い戻され、終値は168円高の1万9867円となった。

 目先では、短期的・機械的な売りと政策期待の買いのせめぎ合いで激しい値動きが続き、一時的に1万8000円を割り込むような展開があるかもしれない。とはいえ、事前に十分に予想される実体経済の落ち込みに対して、政府が事前に対策を打てないわけではない。また、中国の感染増加に鈍化の傾向があることから、封鎖によってコロナ拡大を食い止めるという道筋も見え始めている。

 そう考えていくと、新型コロナの収束が見えてくるようになれば、少なくとも下げた分の「半値戻し」は期待できるのではないか。現時点の日経平均株価の水準なら、直近の高値2万4000円から1万9000円まで5000円下げたことから、2500円戻して2万1500円となる。ただ、そこから大幅な上昇基調に転じることも考えにくい。当面はボラティリティの高い値動きが続くだろうが、いつまでも下値不安がつきまとうことも考えにくい展開になると見ている。

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March 10, 2020 at 06:00PM
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