債券相場は上昇が予想されている。前日の米国市場で株価が下落し、長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行する見通し。日銀の国債買い入れオペも相場の支えになるとの見方が出ている。
長期国債先物(6月物) | 152円10銭台半ば~152円30銭台後半か(前日は152円10銭) |
新発10年物国債(358回債)利回り |
ゼロ%~プラス0.015%程度か (前日はプラス0.015%) |
先物夜間取引で6月物は、米長期金利の低下を受けて一時152円34銭まで上昇。引けにかけて伸び悩んだが、結局は前日の日中取引終値比11銭高の152円21銭で引けた。
市場関係者の見方
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト
- 米株安・長期金利低下と、他市場は引き続き円債に追い風。原油価格急落が今後のシナリオの重要要素になってきたようだ
- 今日の債券相場は先物が上伸と予想。日銀の国債買い入れはサポート
- 昨日の20年債入札結果は全体をドライブする結果とはならなかったが、「上に流れたテール」が一定の需要の強さを示した
- 先物中心限月の予想レンジは152円15銭~152円37銭
日銀オペ
- 対象は残存期間3年超5年以下、5年超10年以下。前回の国債買い入れ額は3ー5年が2800億円、5-10年が3500億円
- 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)
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債券は上昇か、米長期金利低下で買い先行-日銀オペも支援材料との声 - ブルームバーグ
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