13日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末比148円76銭（0.76%）安の1万9349円74銭で終えた。国内での新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、企業活動や消費の停滞が長引くとの懸念から売りが出た。海外の短期筋が断続的に株価指数先物に売りを出し、日経平均の下げ幅は300円に接近する場面があった。
国内で確認できた新型コロナの感染者数は12日までで7000人を超え、景気の先行き不透明感が相場の重荷になった。安倍晋三首相は11日、緊急事態宣言の対象となった7都府県の事業者にオフィス出勤者を最低7割減らすよう要請。3月期決算企業の決算発表の本格化を控え、企業活動の停滞がもたらす業績押し下げに警戒が広がった。
もっともチャート分析上の5日移動平均（13日前引け時点、1万9299円）を割り込む水準まで下げると、押し目買いが入った。日銀の上場投資信託（ETF）買い入れを期待した買いも相場を下支えした。
JPX日経インデックス400と東証株価指数（TOPIX）も反落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7495億円、売買高は4億7622万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1444と、全体の約67%を占めた。値上がりは626銘柄、変わらずは98銘柄だった。
カシオやシチズン、エプソンが安い。JFEや神戸鋼の鉄鋼株、郵船や商船三井の海運株も下げが目立った。前週末に決算を発表した安川電は逆行高。イオンやセブン&アイも高い。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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April 13, 2020 at 09:51AM
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東証前引け 反落 新型コロナ感染高止まりで警戒感 - 日本経済新聞
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