
生産を再開したホンダの工場(4月、中国・武漢市)=AP
【北京=原田逸策】中国国家統計局が15日発表した2020年4月の主な経済統計によると、工業生産は前年同月比3.9%増えた。前年同月の水準を上回るのは昨年12月以来、4カ月ぶりとなる。半導体やパソコンの回復が全体をけん引した。新型コロナウイルスの打撃から生産がいち早く回復している。
工業生産は1~2月に前年同期比13.5%減と統計開始以来、初めてのマイナスを記録したが、3月のマイナス幅は1.1%まで縮んでいた。4月は市場予想の平均(プラス1.5%)を大きく上回った。

4月は生産量でみると自動車や鋼材、セメントなども前年同月の水準を上回った。政府の景気対策で公共工事の執行が進んでいるのが一因だ。
今後の生産回復には需要不足がカベになりそう。国家統計局の調査でも多くの製造業が「新規受注が足りない」と答えている。需要が弱いのに生産が増えているため、多くの工業素材が値下がりし、4月の卸売物価指数(PPI)は4年ぶりの下落幅を記録した。5月以降は輸出も落ちこみそうで、工業生産の足かせとなる恐れがある。
一方、同時に発表したスーパーや百貨店、電子商取引(EC)などの売上高を合計した社会消費品小売総額は4月に前年同月比7.5%減った。減少幅は3月(15.8%減)から縮小したが、依然としてマイナスだ。「巣ごもり消費」で食品や飲料などの販売が好調だった。レストランの売上高は同31%も減っており、回復が鈍いままだ。
オフィスビルや工場の建設など固定資産投資は1~4月の累計で前年同期比10.3%減った。減少幅は1~3月(同16.1%減)から縮小した。国主導で大型工事の再開を急いでいることを反映した。道路や空港などインフラ投資は1~4月に同11.8%減で減少幅は1~3月(同19.7%)から縮んだ。一方、利益縮小や輸出の先行き不透明感から製造業の投資は1~4月に同18.8%減っており、マイナス幅が依然として大きい。
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May 15, 2020 at 09:05AM
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新型コロナ:中国生産、4月は3.9%増 4カ月ぶりプラス - 日本経済新聞
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