債券下落か、米長期金利上昇で売り先行ー５年入札後に堅調との見方も - ブルームバーグ

債券相場は下落が予想されている。米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨の内容を受けて、前日の米国市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見込み。一方、この日に実施される５年国債入札を順調にこなせば相場は堅調推移になるとの見方が出ている。

長期国債先物（９月物）	151円80銭台前半～151円90銭台後半（前日151円95銭）
新発10年物国債（359回債）利回り	0.03％～0.035％程度か （前日0.025％）

　　先物夜間取引で９月物は、米長期金利の上昇を受けて徐々に水準を切り下げ、一時151円87銭まで下落。結局は前日の日中取引終値比６銭安の151円89銭で引けた。

市場関係者の見方

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト

• きょうの債券相場は若干の外部環境悪化と超長期ゾーンが強かったきのうの好地合いとの綱引きになろう
• 朝方は下げても、値ごろ感のある５年債の入札を乗り切れば、強含みに変わるだろう
• 先物中心限月の予想レンジは151円84銭～151円98銭

５年債入札

• 発行予定額は２兆5000億円程度
• 前日の新発５年債利回りはマイナス0.09％で引け
• ＳＭＢＣ日興証券の奥村任ストラテジスト
  • 周辺年限対比の割安さは乏しいが、今月から来月にかけてキャッシュつぶし需要が増加する可能性があり、マイナス0.10％を上回る水準であれば無難か
• 備考：５年利付国債の過去の入札結果

海外市場の流れ

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