【NQNニューヨーク=横内理恵】6日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物は前日比1.45ドル(3.7%)高の1バレル40.67ドルで取引を終えた。石油施設の集中する米メキシコ湾岸にハリケーンが接近していることやノルウェーの油田ストライキが供給減につながり、原油需給が引き締まるとの見方が買いを誘った。
ハリケーン「デルタ」がカテゴリー2に勢力を強めてメキシコ湾を北上しており、一部の石油会社が生産施設の職員の退避を開始したと伝わった。ハリケーンの進路や勢力次第で、同地域の生産が一時的に縮小する可能性が意識された。
ロイター通信が6日、職員によるストライキでノルウェーの6つの海上油田の稼働が停止しており、同国の原油生産量が8%前後減る可能性があると報じた。国内外での供給源で、目先の需給が引き締まるとの観測が広がった。
ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比11.3ドル(0.6%)安の1トロイオンス1908.8ドルで取引を終えた。外国為替市場でドルが対主要通貨で底堅く推移し、ドルの代替投資先とされる金の重荷となった。米株式相場が昼すぎまで堅調に推移し、実物資産の裏付けがあって投資家のリスク回避姿勢が強まった際に買われやすい金先物の売りを誘った面もあった。
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October 07, 2020 at 03:11AM
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NY商品、原油が続伸 原油供給の減少観測で、金は反落 - 日本経済新聞
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