Nov. 16, 2020 04:00 UTC
新型コロナウイルスの影響でオンラインビデオの視聴時間が1.5倍に急増
YouTube人気の一方で、サブスクリプション型サービスは伸び悩む
東京、日本--(BUSINESS WIRE)-- (ビジネスワイヤ) -- 世界最大規模のプライベートネットワーク経由で配信されるコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)を提供するライムライト・ネットワークスの日本法人であるライムライト・ネットワークス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表:田所 隆幸)は、2020年10月にグローバルが発表した報告書「オンラインビデオの視聴状況に関する調査–2020年」の日本調査結果を発表しました。
本調査結果は、オンラインビデオの視聴状況について、日本、韓国、インド、インドネシア、シンガポール、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、アメリカの週に1時間以上オンラインビデオを視聴する18歳以上の5,000人を対象とした調査から、日本の回答に焦点を当て、グローバルの結果と比較を行ったものです。
■主な調査結果
- オンラインビデオの視聴時間は年々増加傾向。グローバルでは昨年比で16%増加
- 日本のオンラインビデオの視聴時間は昨年から1.5倍に急増
- オンラインビデオのコンテンツ、世界でも日本でもテレビ番組が人気
- UGC(ユーザー生成コンテンツ)プラットフォームの視聴にはYouTubeの利用が圧倒的多数
- SVODサービスの契約数が全世界で増加
- 視聴者は低遅延のライブストリームを望む
- ビデオ視聴におけるもっとも大きな不満はリバッファリング
■オンラインビデオの視聴時間は年々増加傾向。グローバルでは昨年比で16%増加
全世界の回答者に対して、「1週間に平均して何時間オンラインビデオを視聴しているか」を尋ねたところ、グローバル平均で視聴時間は7.91時間でした。今年は昨年と比較すると16%増加しており、新型コロナウイルス感染症の影響によるステイホームが影響したと考えられます。
■オンラインビデオの視聴時間、日本では昨年から1.5倍に急増
さらに、オンラインビデオの視聴時間について、各国それぞれにおける昨年と今年の結果を比較しました。日本は、今年は1週間に平均して7.2時間視聴しており、昨年(4.8時間)に比べて1.5倍に急増し、昨年と比べた伸び率では、調査国の中で最大でした。
■オンラインビデオのコンテンツ、世界でも日本でもテレビ番組が人気
「オンラインビデオの視聴時間の中で、どのコンテンツをどのくらい視聴しているか」を尋ねました。コンテンツで最も人気のあるカテゴリーはグローバルでも日本でも「テレビ番組」で、グローバルでは平均視聴時間が4.6時間でしたが、日本では5.2時間とグローバル平均を上回っています。一方、日本では他のコンテンツ視聴時間は全てグローバル平均を下回っており、特に、「映画」「ゲーム実況」「ビデオ会議」「オンライン教育」「ソーシャルメディア/UGC」の視聴時間は調査国の中で最も低い数値となりました。
■UGC(ユーザー生成コンテンツ)プラットフォームの視聴にはYouTubeの利用が圧倒的多数
全世界の視聴者に対して、UGCを視聴するために利用する動画プラットフォームを尋ねたところ、65.1%が「YouTube」と回答し、2番目に多かった「Facebook」(15.8%)を大きく上回りました。日本においても、約6割(57.7%)が「YouTube」と回答しています。日本では「Facebook」(3.4%)よりも「Instagram」(5.7%)の方が利用者が多く、これはグローバルの結果(Facebook:15.8%、Instagram:8.9%)と異なる結果となりました。
■SVODサービスの契約数が全世界で増加
「有料のビデオストリーミング(SVOD)サービスにいくつ加入しているか」を尋ねたところ、グローバル平均での契約数は1.5件で2018年の1.0件と比較すると、1.5倍に増加しました。一方、日本では0.8件で2018年の契約数と変わっていません。
一方、「現在契約しているビデオストリーミングサービスを解約する場合の理由」を尋ねたところ、最も多かった回答は「価格」(グローバル:46.9%、日本:42.5%)、2番目に多かった回答は「コンテンツ」(グローバル:29.4%、日本:35.7%)でした。日本ではグローバルと比較して、コンテンツを重視する傾向にあり、これが解消されれば他国と同等の普及が期待でき、今後急速に契約数が伸びることが考えられます。
■視聴者は低遅延のライブストリームを望む
全世界の視聴者に対して、「テレビ放送からの遅延がなければ、ライブイベントをオンラインで視聴するか」を尋ねたところ、約2/3(64%)がテレビ放送との時間差さえなければライブイベントをストリーミングで視聴すると回答しています。特に45歳以下の若年層でその傾向が強まっています。
■ビデオ視聴におけるもっとも大きな不満はリバッファリング
ビデオ視聴における不満について尋ねたところ、最も多かった回答はグローバルでも日本でも「リバッファリング(再生中にデータ読み込みのためにビデオが停止すること)」でした。一方で、日本でリバッファリングに不満があると回答した人は31.5%で調査国の中で最も低く、昨年と比較すると今年は割合がさらに下がっており、ネットワークへの投資が奏功していることがうかがえますが、約3割の視聴者への課題に対しては、継続的な改善が必要です。
【結論と提言】
以上の調査結果から、今年は新型コロナウイルスの影響により、オンラインビデオの視聴行動に大きな変化があったことが分かりました。より豊かなオンラインビデオの視聴体験を実現するためには、「規模/拡張性」「品質」「コンテンツ/価格」「遅延」の4つが重要となります。
■ 規模/拡張性
オンラインビデオの視聴時間はますます伸びています。視聴時間が増加したことでより多くのコンテンツが必要とされ、より多くのストリーミングサービスへの加入につながりました。オンラインビデオの需要の増加に伴い、コンテンツプロバイダーはこれまでよりも多くのトラックを処理できるビデオ配信インフラを必要としています。十分なキャパシティを備え、大量の視聴者と広範な地域をカバーできるグローバルなCDNが必要です。
■ 品質
オンラインビデオへの需要が高まっても、高品質な視聴体験への期待は変わりません。視聴者が不満に感じるのは、リバッファリングと低画質です。日本では世界に比べて品質への満足度は高い傾向にありますが、投資の継続は重要です。可能な限り最高のオンライン視聴体験を提供するためには、大容量コンテンツであるビデオの配信を得意とするCDNが最適です。
■ コンテンツ/価格
視聴者が複数のストリーミングサービスに加入する主な理由の1つは、さまざまなコンテンツを視聴したいということです。契約を維持するには、視聴可能なコンテンツ数の確保、低価格、視聴体験の品質向上が重要です。
■ 遅延
スポーツ中継などのライブストリームの遅延時間を短縮することは、視聴者をライブコンテンツに誘導するための重要な手段です。遅延を短縮することで、イベント中の投票やオンラインオークション、ゲームなど、新しいビジネスチャンスにつながるインタラクティブなオンライン体験を提供できます。そのためには、目的に合わせた低遅延のストリーム配信オプションを提供できるCDNを選択することが大切です。
詳細については、https://www.limelightnetworks.jp/resource/survey-online-video-2020/ をご覧ください。
*本リリースは米国で10月14日に配信されたプレスリリースの抄訳版です。
【ライムライト・ネットワークス・ジャパン株式会社について】
ライムライト・ネットワークス(NASDAQ: LLNW)は、最高品質のオンライン動画体験とエッジ対応のワークフローを提供するグローバルリーダーです。ライムライト・ネットワークスのエッジサービスプラットフォームは、世界のあらゆる場所で即座に知識、情報、エンターテイメントにアクセスすることを可能にし、リアルタイムかつインタラクティブ、イマーシブな次世代コンテンツを加速させます。www.limelightnetworks.jp
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20201115005031/ja/
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