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新型「ノート」は売れない理由がない! 日産の主力コンパクトカーが超絶進化! - くるまのニュース

日産の主力コンパクトカー「ノート」の新型モデルが初公開されました。内外装のデザイン、パワートレイン、先進運転支援技術の「プロパイロット」など、新型ノートはどのように進化したのでしょうか。

3代目となる新型「ノート」がいよいよ登場!

 日産は事業構造計画発表「NISSAN NEXT」の会見で内田誠社長兼CEOは「積極的な新車投入」、具体的には2021年末までに12の新型車をグローバルで投入することを公言しました。

 その象徴となるのはクロスオーバーEVの「アリア」とピュアなスポーツカー「Z」の2台です。

 どちらも魅力的なモデルではありますが、ビジネスの観点から見ると経営を支えるための“白飯”のようなモデルが求められているのも事実でしょう。

新たなNISSANロゴを初採用した新型「ノート」
新たなNISSANロゴを初採用した新型「ノート」

 そんなモデルが3代目となる新型「ノート」です。

 ノートはBセグメントの世界戦略車として開発されたコンパクトモデルで、日本はもちろん北米や欧州など世界中で販売していました。

 先代となる2代目は2012年に登場、日産の屋台骨を支える重要なモデルとして人気を博してきましたが、2016年の大幅改良時に追加された「e-POWER」で再ブレイクしました。

 日本では日本自動車販売協会連合会が発表する2016年11月の乗用車車名別販売台数で、6代目「サニー」以来となる30年2か月ぶりに販売台数トップも獲得。モデル末期ながら2020年1月から6月の販売台数はトップ5に入っています。

 とはいえ、ライバルの進化も著しい事から販売現場からは新型の導入が待ち望まれていたのも事実です。

 そんななか登場する3代目となる新型ノートは、どのようなクルマに進化したのでしょうか。

 新型ノートの開発コンセプトは「コンパクトカーの常識を変える運転の快適さと愉しさが詰まった、先進コンパクト」です。

 コンパクトカーでは必須となる「運転のしやすさ」、「室内の快適さ」に加えて、「デザイン」、「e-POWER」、「ビークルダイナミクス」、「先進運転支援技術」と、現代のクルマに求められる性能を高度にバランスよく備えています。

 外装ですが、パッと見た瞬間に嫌味のない先進性とコンパクトカーらしからぬ堂々としたスタイルだと感じました。

 薄型ヘッドランプと一体の新Vモーショングリル、シンプルでクリーンな造形、踏ん張りのあるリアスタイルなどは、先に発表されたアリアと共通性もあります。

 先代よりも存在感が強いので、「デザインはいいけど、サイズアップしていたら日本では辛いな」と心配しましたが、実際の寸法は全長4045mm(-55mm)×全幅1695mm(±0mm)×全高1520mm(±0mm)、ホイールベース2580mm(-20mm)と、じつは従来モデルよりコンパクトなのです。

 細部を見ていくとヘッドランプは標準がハロゲン、オプションで全車に4連LEDプロジェクターがセレクト可能ですが、先進的なスタイルとのバランスを考えると4連LEDプロジェクターは選んでおきたいアイテムのひとつでしょう。

 ホイールは15/16インチ共に先進性を感じさせるエアロダイナミックなホイールカバーが標準装備され、上級グレードの「X」はスポーティな装いの2トーン切削アルミホイールもオプションで装着可能です。

 ボディカラーは全13色を用意しています。定番の白黒シルバーに加えて日本車離れしたいい色ばかりです。

 日産のおススメはカタログに数多く登場する「ブルーメタリック+ブラック」の2トーンだそうです。

 内装は、外装と同じように嫌味のない先進性に加えてスマートに使える機能的な空間に仕上がっています。

 最大の特徴はバイザーレスでメーターとセンターディスプレイが一体となった統合型ディスプレイ採用のインパネ周りとブリッジタイプのロングコンソールです。

 統合型ディスプレイはさまざまな表示に変更できるのはもちろん、左右の連携も可能となっています。

 加えて電制シフトやステアリングスイッチ、さらにはブラック基調の共用スイッチの刷新、リトラクタブルインパネカップホルダーの採用など、これまで日産車が苦手としていた操作感の統一や見栄え、操作音など細部まで徹底した作り込みもおこなわれており、その結果シンプルなのに質の高い空間を実現しています。

 インテリアカラーはブラックのみですが、内装コーディネイトはグレードに若干異なり、上級グレードのXには本革キルティング+グロスブラック加飾が用意されていますが、上級グレードのXに標準のグラデーショントリコットがこのインテリアにはもっともマッチしているように感じました。

 従来モデルで好評だった居住空間は新型でも健在です。後席スペースはヘッドルーム/ニールーム共に先代より若干小さくなっていますが、それでもクラストップを維持。

 また、このクラスでは珍しい後席リクライニング機能も相まって、快適に過ごせるはずです。

 もちろん“ツルシ”で満足できない人にはファクトリーチューンの「AUTECH(オーテック)」も用意されています。

 外装はオーテックブルー(オーロラフレアブルーパール)+シルバー加飾のコーディネイト、ドット調のフロントグリル、専用アルミホイールによりプレミアム性をアップ。

 内装はブルー+ブラックキルティングを採用した専用シートなどにより上質で特別な空間アピールしています。

 現時点では内外装のみの変更のようですが、先代でも好評だったメカニズムにも手が入る「スポーツスペック」も計画されているはずです。

 ちなみに先代で人気の高かったNISMOは現時点では何もアナウンスはありません。

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November 25, 2020 at 05:11AM
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