「釣りキチ三平」などの作品で知られる漫画家の矢口高雄(やぐち・たかお、本名高橋高雄=たかはし・たかお)さんが20日午後5時46分、膵臓がんのため都内の病院で亡くなった。81歳。矢口さんの出身地、秋田県横手市の横手市増田まんが美術館が25日、発表した。葬儀は近親者で行った。喪主は妻勝美(かつみ)さん。
矢口さんは1939年、西成瀬村(現横手市)生まれ。増田高校を卒業後、羽後銀行(現北都銀行)に入行。銀行員の傍ら、漫画雑誌への投稿を続け、「長持唄考」が月刊ガロに入選。70年に羽後銀行を退職し、上京して漫画家に転身した。
漫画原作者・梶原一騎氏の提案でペンネームを矢口高雄とし、73年には「幻の怪蛇バチヘビ」が大ヒット。同年に週刊少年マガジンで始まった「釣りキチ三平」の連載は10年間に及び、テレビアニメや実写映画にもなった。
74年に「幻の怪蛇バチヘビ」「釣りキチ三平」で第5回講談社出版文化賞(児童まんが部門)を受賞。76年には「マタギ」で第5回日本漫画家協会賞大賞、2007年には中国の漫画賞「金龍賞」で「海外漫画傑出貢献賞」を受賞した。
画業25周年の1995年には増田町功労者表彰を受け、同年開館した増田町まんが美術館の名誉館長に。2008年、横手市功労者表彰、秋田県文化功労者表彰。
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