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【動画あり】タマネギ価格高騰 代わりに使うならこれ!代替食材の料理レシピ紹介(Sデジオリジナル記事) - 山陰中央新報社

タマネギの代替食材を使った料理

タマネギの代替食材を使った料理

 タマネギの価格が高騰している。農林水産省の食品価格動向調査によると、タマネギ1キロあたりの価格は、4月18日の週は502円で、昨年同時期の約2.1倍だ。タマネギはハンバーグやカレー、炒め物など使う機会が多く、値上がりに頭を悩ませている人も多いのではないか。山陰中央新報文化センター料理教室で家庭料理を指導する三阪(みさか)和栄(よりえ)先生(57)に、タマネギの代わりの食材を用いた料理を紹介してもらった。(Sデジ編集部・宍道香穂)

山陰中央新報文化センター料理教室の講師・三阪和栄先生

▷ハンバーグ
 みじん切りしたタマネギを入れて作るハンバーグ。シャキッとした食感やタマネギの水分によるジューシーさは、おいしいハンバーグに欠かせない。どんな食材で代用するのだろうか。

 三阪先生が準備したのは、もやしと白ネギ。なるほど、もやしは価格が安く、手軽に購入できる。また、タマネギのようなシャキッとした食感を出しやすいそうだ。さらに、白ネギとタマネギは風味が似ている。「白ネギは冷蔵庫に残っているが、タマネギはない」という状況でも役立ちそうなレシピだ。

材料(4人分)
【ハンバーグ】
合いびき肉300グラム
白ネギ1本、もやし100グラム、油小さじ1、塩小さじ4分の1
卵1個、パン粉100ミリリットル、水(または牛乳)50ミリリットル、
こしょう、ナツメグ、油それぞれ少々
【ソース】
ケチャップ100ミリリットル、水50ミリリットル、さとうひとつまみ

ハンバーグの材料。タマネギの代わりに、白ネギともやしを使う。

作り方
 パン粉に水(または牛乳)を混ぜ、湿らせておく。
 白ネギともやしをみじん切りにする。細かく刻みすぎず、やや粗いみじん切りにすると、タマネギのようにシャキシャキと歯ごたえのある食感が出せる。
 みじん切りにした白ネギともやしを耐熱ボウルに入れて混ぜ合わせる。油と塩をまぶし、電子レンジ(500ワット)で4分加熱する。ラップはかけない。加熱することで炒めたタマネギのような食感や甘みが出る。
 加熱し終えた白ネギともやしは、粗熱が取れるまで置いておく。容器の中で薄く広げたり、アルミ製のボウルに移し替えたりすると、より早く冷ますことができる。三阪先生は「炒めたタマネギを使う場合も、肉と混ぜる前にしっかりと冷ますのがポイント。熱いままで肉と混ぜると、焼く前に肉の脂が溶け出し、うまみが落ちてしまう」と話した。

レンジで加熱した白ネギともやし。しんなりと、やわらかくなっている。

 粗熱が取れたネギともやし、ひき肉、卵、パン粉、こしょう、ナツメグを、粘りが出るまで混ぜる。混ざったら4等分にして小判型に形を整える。火が通りやすくなるよう、中央部分をへこませておく。
 フライパンを熱して、中火で両面を1分ずつ焼く。裏返してフライパンにふたをし、弱火で6分焼く。その後、再び裏返してふたをし、中火で1分焼いて完成。
 ソースはハンバーグを焼いた後にフライパンに残った焼き汁をそのまま使って作る。フライパンに水50ミリリットルを入れてかき混ぜる。ケチャップと砂糖を加え、中火で煮立たせて完成。三阪先生「砂糖を加えると、ケチャップの酸味が和らぎ、まろやかになる」。なるほど、料理にはいろいろなこつがある。

完成したハンバーグ

 完成したハンバーグを食べてみた。ふっくらとジューシーで、肉のうまみがぎゅっと詰まっている。ふっくらと軟らかいが、もやしのシャキッとした食感も残っていてうれしい。三阪先生は「加熱したもやしやネギの水分で、ふっくらとした軟らかさを出せる」と説明した。もやしや白ネギは電子レンジでも十分に火が通りやすく、フライパンで炒める必要がないのも手軽でいい。

▷カレーライス
 続いて、家庭で人気のカレー。カレーの具材といえばニンジン、タマネギ、ジャガイモ、肉。市販のルーを使えば、材料や調理法がシンプルで、料理初心者も手軽においしく作れるのが魅力。三阪先生は、カレーのタマネギを白ネギに置き換えたレシピを提案する。薄く広くスライスするとやわらかく、食べやすくなるという。

材料(4人分)
豚肉(細切れ)100グラム、白ネギ2本、油大さじ1、ジャガイモ1個、ニンジン4センチ
カレー粉小さじ1、市販のカレールー4かけ
ご飯100グラム

カレーの材料。ここでもタマネギの代わりに白ネギを使う。

作り方
 ジャガイモとニンジンを一口大に切る。
白ネギを斜め薄切りにする。角度を付け、表面積が広くなるように切ると、やわらかい食感に仕上げやすい。切った白ネギを耐熱容器に入れて油をまぶし、ラップをかけずに電子レンジ(500ワット)で3分加熱する。
 加熱した白ネギを鍋に入れ、中火にかける。豚肉を加えてよく炒め、ジャガイモとニンジンも炒める。
 カレー粉を入れて炒め、水を加えて弱火で煮る。野菜が軟らかくなったらルーを加えて、できあがり。

完成したカレー

 器にご飯をよそい、完成したカレーをかける。しっかりと加熱され、軟らかくなった白ネギがおいしい! カレールーやほかの具材との相性もぴったりだ。ネギの独特の香りを感じることもなく、違和感なく溶け込んでいた。

▷タルタルソース
 卵やマヨネーズのほか、タマネギ、ピクルスを混ぜて作るタルタルソース。家にある食材で手軽に作ることができ、フライや南蛮にかけるとおいしく、食卓が華やかになる。
 ラッキョウの甘酢漬けを使うと、タマネギとピクルス、二つの食材の代わりになるという。ラッキョウ漬けを常備している人は、タマネギやピクルスを用意しなくてもタルタルソースが作れる。いつもの料理を彩る調味料として、作ってみてはどうだろうか。

材料
固ゆで卵2個、マヨネーズ100ミリリットル、らっきょう漬け8個、こしょう少々

タルタルソースの材料。ラッキョウ漬けが、タマネギとピクルスの代わりになる。

作り方
 卵をゆでておく。タルタルソースには固ゆで卵がお薦めという。鍋に水を張って卵を入れ、沸騰してから12分間を目安にゆでる。
 ラッキョウをみじん切りにする。三阪先生は「粗めに切ると、歯ごたえが残っておいしい」と話した。
 ゆで卵を細かくつぶす。泡立て器やフォークを使うとつぶしやすい。つぶした卵とラッキョウ、マヨネーズ、こしょうを混ぜ合わせて完成。好みで乾燥パセリなどを入れると、彩りが豊かになる。

完成したタルタルソース。揚げ物との相性が良い。

 完成したタルタルソースをあじフライにかけ、食べてみた。ポリポリとした食感や、ほどよい甘酸っぱさを感じる。タルタルソースそっくりの味だ。ラッキョウの甘酸っぱさと卵やマヨネーズのまろやかさがフライとよく合う。

 工夫次第で、価格が安い食材や自宅に余っている食材で代用しながら料理を作ることができるのだと驚いた。タマネギを使う料理以外にも、アイデア次第でアレンジできるものがたくさんありそう。日ごろはコンビニや外食で済ませてしまうが、料理の楽しさを感じ、たまには何か作ってみようと思った。

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