猛暑の日々で夏バテ気味の方もいらっしゃると思います。暑さの中、台所に居る時間が長いのはとてもつらいですよね。今回は、今が旬の大葉を使って短時間で作れる春巻きをご紹介いたします。
大葉とは「青じそ」の葉のこと。青じそは成長段階によって芽・花穂・実など食べられる部分が多く、それらと葉の部分を区別するために付けられた流通する際の名前のようです。旬は初夏から夏にかけてですが、ハウス栽培によって一年中手に入ります。青じそも赤じそも一度育つと種が落ち、翌年以降も勝手に育つ、たくましい植物です。
香りが特徴的で和のハーブとも呼ばれます。香りの成分はペリルアルデヒド。殺菌作用・防腐効果があるとされ、刺し身のつまに使われるのもそのためです。βカロテンが豊富でビタミン・ミネラル類も比較的豊富。旬のこの時期、香りよく栄養もあるので積極的に取りたい食材です。
春巻きというと中身の具材を切って、炒めて、味付けして、冷まして、包んで、揚げて、と工程が多々あります。が、今回は火を使う時間も調理時間も短いレシピです。
ささみの火の通し方は以前もご紹介しましたが、本当にジューシーに仕上がるのでお試しあれ。春巻きの皮に包む前にしっかりと大葉やささみの水気をキッチンペーパーで拭き取ってから包むのがポイントです。揚げ物の中では油が少なくて済むのも春巻きの良いところ。中は火が通っているので表面だけこんがりさせればOKです。春巻きが熱いうちにキッチンペーパーで油を吸い取り、放置せずすぐに網やザルに移すとパリッと食感よく仕上がります。
からしじょうゆでもおいしいし、粒マスタードもよく合います。この時期のお料理は頑張り過ぎず、程よく手を抜き、体調を崩さないように気を付けてお過ごしください。
◆材料(2人分)1人当たり372キロカロリー 塩分0.9グラム
春巻きの皮4枚/大葉12枚/チーズ2枚/鶏ささみ4本/小麦粉小さじ1/水小さじ1/揚げ油大さじ3/粒マスタード適宜/しょうゆ適宜
◆作り方
(1)大葉は茎の部分を取り、チーズは縦半分に切る。
(2)鍋に湯を沸かし、ささみを入れてフタをして火を止め、8分間置く。
(3)ささみに火が通ったらザルに取り、粗熱が取れたら手でさき、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取る。
(4)春巻きの皮に大葉、チーズ、ささみを包み、小麦粉と水を混ぜたもので角を閉じる。
(5)フライパンに油を入れて温め(4)を入れて返しながらこんがり揚げる。
<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。
◆下処理、作り方の動画はこちらから
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