食材をむだにせずに使い切ることができるレシピを親子で考え、その料理の出来栄えを競うコンテストが松江市で開かれました。
このコンテストは食べ残しなどで捨てられる「食品ロス」の削減に関心を持ってもらおうと松江市が開き、会場の専門学校には7組の親子が参加しました。
親子はあらかじめ考えたレシピをもとに、捨てられることが多い野菜の皮や茎、それにゆですぎてしまったそうめんなどを活用した料理を作って出来栄えを競いました。
このうち小学3年生の男の子は、茶をいれたあとに残る「茶殻」をギョーザの具に混ぜるアイデアを思いつき参加したということで、母親と協力しながら茶殻を包丁で細かく刻んだり皮で具を包んだりしていました。
そして、4人の審査員が実際に食べて審査した結果、最優秀賞には小学5年生の女の子と父親が考案した▼枝豆の皮などを混ぜた揚げギョーザと、▼芯がついたままのブロッコリーや皮をむかずに使ったニンジンの揚げ物が選ばれました。
娘の咲さんと最優秀賞を獲得した佐々木利浩さんは「賞をもらえるとは思わなかったので驚いている。これからはアレルギーにも配慮した料理で食品ロスを減らしていきたい」と話していました。
松江市は今後、ホームページなどで7組が考えたレシピを公開する予定です。
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