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半導体関連に買いか 上値は限定(先読み株式相場) - 日本経済新聞

24日の東京株式市場で日経平均株価は反発して始まりそうだ。前日の米ダウ工業株30種平均が下げ幅を縮小して終えたことを支えに、持ち高整理を目的とした買いが入りやすい。業績期待の強い半導体関連を中心に物色されそうだ。一方、新型肺炎の感染拡大に対する警戒感は根強く、積極的な取引を見送る投資家は多い。日経平均の戻りは前日の終値(2万3795円)から100円程度高い2万3900円近辺にとどまるとの見方があった。

23日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比26ドル安の2万9160ドルで終えた。新型肺炎が経済に悪影響を与えるとの懸念から一時は200ドル超下げた。もっとも、世界保健機関(WHO)が23日開いた緊急会合で新型肺炎について緊急事態宣言を見送ると、下げ幅を急速に縮めた。

前日に日経平均で235円安と米国株よりも下げの大きかった日本株には持ち高整理の買いが入りやすいだろう。決算を発表した米半導体大手のインテル株が時間外取引で大幅高となっており、国内でも半導体関連の買いを誘う可能性が高い。

一方、日経平均は前日に下値支持とみられていた25日移動平均を下回った。短期的な先高観は後退しており、戻り余地は限られそうだ。買い一巡後は香港株の動向も見極めながら、上値の重い展開になるだろう。

日本時間24日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇し、3月物は前日の清算値と比べて40円高の2万3790円で終えた。

個別では日電産に注目だ。23日、2020年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比8%増の1400億円になる見通しと発表した。中国の車載向けなどの需要が低調で、従来予想していた15%増の1500億円から下方修正した。市場では「中国関連銘柄には事業環境の厳しさがあらためて意識されそう」(国内証券のストラテジスト)との声があった。一方、永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は同日開催した決算説明会で業績の底入れ感にも言及している。株価が下げた場合でも将来的な成長期待が下値を支えるとの見方もあった。

きょうから中国で春節(旧正月)に伴う大型連休が始まる。きょうは中国(上海・深セン)と台湾、韓国が休場になる。米国では1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表がある。

〔日経QUICKニュース(NQN) 尾崎也弥〕

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