日本でもVisaがテレビCMをするなどして徐々に知られるようになってきた、NFCによるタッチ決済。欧米ではここ最近、NFCのタッチ決済が使える場所が急増しておりまして、2019年に「MWC Barcelona」の取材でスペイン・バルセロナを訪れた時にも、レストランやカフェ、スーパーなどさまざまな場所で、スマートフォンを使ってタッチ決済をしていたのを覚えています。
ちなみにこの時は、「iPhone XS」のApple Payにau WALLETプリペイドカードを登録して使っていました。Apple PayのNFCタッチ決済はVisaに非対応なので、海外で利用するとなると必然的にマスターカード(MasterCard)を使うことになるのですが、筆者が持っているマスターカードブランドのクレジットカードでタッチ決済を試してみたところ、なぜかことごとく利用できなかったのです。
唯一決済できたマスターカードブランドのカードがau WALLETプリペイドカードだったので、結果的に当時は、別のクレジットカードからau WALLETにチャージし、その残高を使ってApple Payで決済する……という作業を何度か繰り返していました。FeliCaベースの電子マネーと同じ感覚で使えるのが便利ではあったのですが、やはりチャージが必要というプリペイド方式ならではの手間が面倒だと感じていたのもまた事実です。
そこで、今年のMWC Barcelonaでの取材に際しては、チャージが必要ないカードを使ってスマートフォンのタッチ決済を使おうと考えていたのですが、かといってクレジットカードの枚数もあまり増やしたくありませんでした。なのであればと考えたのが、デビットカードを使う方法です。
筆者はソニー銀行の口座を持っているので、まずは従来のキャッシュカードを、Visaデビットとして使える「Sony Bank WALLET」に変更。ですが先にも触れた通り、Apple PayはVisaのタッチ決済に非対応なので、スマートフォンで利用するにはGoogle Payを使う必要があり、そのためにはNFCを搭載したAndroidスマートフォンが必要です。
幸いにして手元にある「HUAWEI P30」は、FeliCaには非対応ですがNFCには対応していたので、こちらにGoogle PayをインストールしてSony Bank WALLETを登録。これで晴れてNFC決済が利用できるようになったことから、後は十分な金額をソニー銀行に入金しておけば、今年のMWCはHUAWEI P30でタッチ決済し放題だ! と意気込んでいたのですが、ここでまさかの結末が。
というのも新型コロナウイルスの影響で、肝心のMWC Barcelonaが中止になってしまいまして、バルセロナへの渡航そのものをキャンセルせざるを得ないことに……。海外でタッチ決済を満喫するのは、残念ながらもう少し先のことになりそうです。
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February 20, 2020 at 04:00AM
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Visaデビットでタッチ決済する準備をしていたら予想外の結末が待っていた - ケータイ Watch
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