25日の米株式市場では、S&P500種株価指数が4営業日続伸。過去最高値を3日連続で更新しました。米金融当局による緩和継続への期待も根強く、市場では年末の目標値を 引き上げる動きが広がっています。その一方で近い将来の 調整リスクを指摘する声も一部にあり、今後の動きが注目されます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
原因は人的ミス
米銀大手シティグループは、米化粧品会社レブロンに資金を貸した金融会社に誤って9億ドル(約960億円)を送金した件について、 人的ミスが原因だったと結論付けた。法廷文書で同行は、従業員の1人が融資業務のソフトウエアで正しいシステムオプションを手動で選択しなかったことが誤送金につながったと説明した。
価格引き上げで談合
米司法省はイスラエルのジェネリック(後発薬)メーカー、テバファーマスーティカル・インダストリーズを 訴追する準備を進めていると、事情に詳しい関係者が明らかにした。競合他社と共謀し、ジェネリック医薬品の価格をつり上げたという。関係者によれば、司法省は25日中にも訴追請求する計画。
大幅削減へ
アメリカン航空グループは、米連邦政府の給与支援が予定通り10月1日に失効した場合に1万9000人を 削減することを明らかにした。うち約1万7500人は、状況が改善した場合に職場復帰の対象となる一時帰休となる。残る1500人は以前に削減を発表した経営管理スタッフで、こちらの方は実施に移される。
復帰に備え
シティグループでは9月に オフィス復帰を望む従業員がどの程度いるか把握しようと、管理職の一部がアンケートを実施している。CNBCが事情に詳しい関係者の話として報じた。またJPモルガンの法人・投資銀行部門では、従業員が数日間単位でオフィス勤務と在宅勤務の交代制になるという。
やはりマスクは有効か
韓国北部・坡州市のスターバックス店舗で今月、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。1人の新型コロナ陽性者から他の顧客27人に感染が広がったが、マスクを着用していた従業員4人は全員が 感染を免れた。昌原ファティマ病院で小児感染症を専門とする医師は、「マスクは100%保護してくれるわけではないかもしれないが、マスクほど有効なものは他にない」と語った。
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