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本日注目すべき【好決算】銘柄 任天堂、UT、KLab (5日大引け後 発表分) - minkabu PRESS

5日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

任天堂 <7974>   ★今期経常を一転22%増益に上方修正、配当も420円増額

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の2974億円に急拡大して着地。巣ごもり消費の増加を背景に、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売が好調だったほか、ソフトも「あつまれ どうぶつの森」を筆頭に大きく伸びたことが寄与。

併せて、通期の同利益を従来予想の2900億円→4400億円に51.7%上方修正。従来の19.5%減益予想から一転して22.1%増益見通しとなった。スイッチ本体の販売計画を1900万台から2400万台へ、ソフトは1億4000万本から1億7000万本へそれぞれ引き上げた。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の840円→1260円(前期は1090円)に大幅増額修正した。

UT <2146>   ★今期経常を46%上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の41億円→60億円に46.3%上方修正。減益率が49.5%減→26.0%減に縮小する見通しとなった。顧客工場の稼働停止による休業などが第1四半期をピークに減少し、想定より早く回復に向かうことが寄与する。織り込んでいなかった稼働停止に対する休業補償を計上することも利益を押し上げる。

シダー <2435> [JQ]  ★非開示だった今期経常は2.3倍増で9期ぶり最高益、2円増配へ

◆非開示だった21年3月期通期の連結経常利益は前期比2.3倍の5億9900万円に拡大し、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。施設サービス事業で既存の有料老人ホームの稼働率が高水準を維持することが寄与する。新型コロナウイルスの感染懸念によるデイサービスの利用控えは収束傾向にある。

業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は6円(前期は4円)実施する方針とした。

アルペン <3028>   ★7-9月期(1Q)経常は5.4倍増益・上期計画を超過

◆21年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比5.4倍の51.3億円に急拡大して着地。コロナ禍や長梅雨といったマイナス要因があったものの、キャンプ用品やゴルフ用品の販売が伸び、増収を確保した。適切な売価コントロールや経費見直しなどが奏功し、採算が急改善したことも利益拡大に大きく貢献した。

上期計画の23.2億円をすでに2.2倍も上回っており、業績上振れが期待される。

プロパティA <3464>   ★今期経常を10%上方修正

◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の14.5億円(予想レンジ中値)→16億円(同)に10.3%上方修正。全体的な販売戦略の見直しや上期の最低シナリオからの上振れ分を反映した。

KLab <3656>   ★今期営業を25%上方修正

◆20年12月期の連結営業利益を従来予想の20億円(予想レンジ中値)→25億円に25.0%上方修正。増益率が19.5%増→49.4%増に拡大する見通しとなった。周年記念キャンペーンを実施した「キャプテン翼」「ブレソル」といった既存タイトルが好調に推移していることが寄与。

ハビックス <3895> [JQ]  ★今期経常を27%上方修正、配当も3円増額

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円→5.7億円に26.7%上方修正。減益率が56.6%減→45.0%減に縮小する見通しとなった。外食産業市場の回復を背景に、業務用クッキングペーパーなど向け製品の受注が想定より伸びることが寄与。コスト削減の進展も利益を押し上げる。

業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の10円→13円(前期は18円)に大幅増額修正した。

中京医薬 <4558> [JQ]  ★今期経常を2.2倍上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の経常損益(非連結)は1億3400万円の黒字(前年同期は6900万円の赤字)に浮上して着地。感染症予防に対する意識が高まるなか、マスクなどの除菌消臭関連商品の販売が好調だったほか、除菌用アルコール製品の製造を開始したことも寄与し、23.9%の大幅増収を達成した。

併せて、通期の同利益を従来予想の1億1000万円→2億4000万円に2.2倍上方修正。増益率が27.9%増→2.8倍に拡大する見通しとなった。

ファルコHD <4671>   ★今期経常を一転65%増益に上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円(予想レンジ中値)→15.5億円に72.2%上方修正。従来の4.4%減益予想から一転して64.7%増益見通しとなった。新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ受託検体数や処方箋枚数が回復し、売上高が計画を上回ることが寄与。全社的な固定費の削減や調剤原価の低減なども利益を押し上げる。

綜研化学 <4972> [JQ]  ★今期経常を一転35%増益に上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→25億円に38.9%上方修正。従来の3.0%減益予想から一転して34.8%増益見通しとなった。主力事業分野である液晶ディスプレイ関連での需要が中国を中心に急速に回復し、粘着剤を中心とするケミカルズの販売が想定より伸びることが収益を押し上げる。

デイトナ <7228> [JQ]  ★今期経常を49%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の7.1億円→10.6億円に49.2%上方修正。増益率が1.3%増→51.1%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。3密を回避できる趣味や通勤手段としてのバイク需要の高まりが追い風となる。イベントの中止や国内・海外出張の自粛で経費が大幅に減少することも上振れに貢献する。

加賀電子 <8154>   ★今期経常を67%上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の45億円→75億円に66.7%上方修正。減益率が55.6%減→26.0%減に縮小する見通しとなった。一部の製造業でコロナ禍の影響から回復の兆しが見え始めたほか、リモートワークやオンライン授業向けの需要増加を背景にPC製品の販売好調が持続することが寄与。営業活動の一部自粛で販管費が減少することも上振れの要因となる。

KYCOM <9685> [JQ]  ★非開示だった今期経常は2.2倍増益へ

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比49.3%増の2億円に拡大して着地。主力の情報処理事業で顧客単価の改善が進んだことが寄与。レンタカー事業はコロナ禍で落ち込んだが、不動産事業は太陽光発電設備の新規稼働などで伸長した。

併せて、非開示だった通期の同利益は前期比2.2倍の3.6億円に拡大する見通しを示した。

株探ニュース

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