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大票田フロリダ州、世論調査から逆転…高齢者・ヒスパニック票切り崩す - 読売新聞

 【ワシントン=蒔田一彦】米大統領選で、共和党のトランプ大統領が大票田フロリダ州を僅差で押さえた。事前の世論調査では民主党のバイデン前副大統領がわずかに優勢だったが、逆転に成功した。バイデン氏は共和党の牙城だったアリゾナ州で優勢になっている。世代間や人種間の関心の違いが、対照的な結果をもたらしたとみられる。

 米CNNの出口調査によると、事前の世論調査で支持率が拮抗きっこうしていたフロリダ州では、トランプ氏が30~44歳の年齢層でバイデン氏を4ポイント上回った。前回は、この年齢層では民主党のヒラリー・クリントン氏に15ポイント差で敗れており、そこから大きく支持を伸ばした。

 その要因は、トランプ氏が経済と雇用重視を訴えたことだとみられる。フロリダ州では「投票で最も重視した問題」として、全体の36%が経済を挙げ、新型コロナウイルス対策は19%にとどまった。

 バイデン氏は、高齢者層の支持獲得を狙い、新型コロナ対策に関する訴えに重点を置く戦略をとってきたが、思惑が外れた格好だ。65歳以上の年齢層では、トランプ氏への支持が52%を占め、バイデン氏を5ポイント上回った。前回、17ポイント差でクリントン氏を破ったのに比べれば差は縮まったものの、逆転には至らなかった。

 トランプ氏はヒスパニック(中南米系)票も獲得した。前回はクリントン氏が大差で勝ったが、今回はバイデン氏52%、トランプ氏47%だった。

 ヒスパニックは民主党寄りの傾向が強いが、フロリダにはキューバやベネズエラからの移民が集中しており、本国の反米左派政権を嫌う人が多い。トランプ氏は両国への強硬姿勢をアピールすることで一部の切り崩しに成功したとみられる。

 一方、アリゾナ州では、バイデン氏がヒスパニックの63%を固めたほか、白人の投票先でもトランプ氏と同じ48%に並んだ。アリゾナ州はヒスパニック人口の増加が続き、高学歴でリベラルな白人層の移住も進んでいる。こうした変化が共和党の牙城を崩す要因になったとみられる。

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November 05, 2020 at 04:37AM
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