ミツオカは、国産自動車メーカーとして10番目に誕生しました。メーカー事業以外にアメリカ車を輸入販売するBUBUやGMなどのディーラーも展開。そんななか、2020年11月26日にトヨタ「RAV4」をベースとした新型「バディ」を発表しました。アメリカンテイストのデザインを採用したミツオカ初のSUVとは、どのようなモデルなのでしょうか。
ミツオカ初の新型SUV「バディ」。RAV4ベースのアメリカンモデルとは
ミツオカ初となる新型SUV「バディ」が2020年11月26日に発表され、同日より先行予約が開始されました。
SUV市場が盛り上がるなかで投入されるミツオカ初のSUV新型バディとは、どのようなモデルなのでしょうか。
ミツオカ初のSUVとなった新型バディは、群雄割拠のSUV市場において「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」として開発されました。
ミツオカが展開するモデルは、どれもクラシカルデザインかつパーソナルユース趣向が強いラインナップでしたが、新型バディでは新たに機能性や利便性を兼ね備えたSUVとして、ミツオカらしく自由で遊び心の溢れるライフスタイルを提案するとしています。
そうしたなかで、新型バディのデザインは1970年代から1980年代のアメリカンテイストをテーマにしたモデルです。
また、ミツオカでは2018年に創業50周年を記念したモデル「ロックスター」を発表していますが、そのデザインもアメリカンテイストを盛り込んだデザインでした。
では、なぜミツオカはSUV市場に初投入するモデルにもアメリカンテイストを採用したのでしょうか。執行役員の渡部稔氏は、次のように説明しています。
――新型バディを投入する背景を教えて下さい。
ミツオカは、2018年に創業50周年記念モデルとして、ロックスターを発表しました。
ロックスターは、ミツオカの新たな方向性と素直に『これ良いね』という商品を展開することで、これまでミツオカに縁のなかったお客さまにご感心を寄せて欲しいということで限定200台がすぐに完売し、現在も中古車での展開など要望を頂いています。
2シーターオープンという狭い市場のなかで、これだけ多くの反響を頂いたことは、ミツオカの方向性を見つける意味で大きな自信となりました。
――SUV市場に参入する背景を教えて下さい。
過去に社内にSUV企画がなかったわけではありません。
そのなかで、社内で年々機能性や利便性から拡大傾向にあるSUV市場への期待の声がありました。
ただ、SUVの特性としてデザインに手を入れるのが難しいといわれています。
とくに輸入車ではSUVをフラッグシップモデルとして展開していますが、どのブランドもラグジュアリー路線を踏襲しており、着飾った感じのテイスト自体はどのブランドでも変わりはありませんでした。
そうしたなかで、もっと気軽にTシャツとジーンズで乗りこなせるSUVがあれば、皆さんに喜んでもらえるのではないかと思い、ロックスターに続くアメリカンテイストの新型バディを発表することとなりました。
なお、新型バディはロックスターと違い、限定生産のモデルではありません。
――バディという名前の由来を教えてください。
昨今、SNSなどの普及により古いアルバムを見返すことなく、瞬時に昔の自分や思い出、物語を見ることや共有することができる時代となりました。
そうした、色々な物語でそっと寄り添ってくれる相棒になってほしいという想いが込められています。
※ ※ ※
昨今のSUVは、スタイリッシュ、タフ、ラグジュアリーといったデザインが主流となっていますが、そのなかでクラシカルなアメリカンテイストを採用した新型バディは唯一無二の存在といえるかもしれません。
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November 26, 2020 at 09:00AM
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