
栄養豊富で「緑黄色野菜の王様」と呼ばれるブロッコリーが、国民生活に欠かせない重要な野菜として、農林水産省の「指定野菜」に追加されることが決まりました。適用されるのは2026年度からですが、読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には、早くも「わが家のブロッコリー定番レシピ」を紹介する投稿が続々と寄せられています。ゆでるだけでなく、蒸したり、焼いたり、揚げたりと、様々な調理法が紹介されており、ブロッコリーの味わい方がどんどん広がっているようです。
家庭菜園にブロッコリーを植えているトピ主の「野鳥の来る庭に」さんは、最近になって4株のうちの2株に赤ちゃんのこぶしサイズのかわいらしい
若いころからブロッコリーは「ゆでてサラダに混ぜてマヨネーズ系のドレッシングであえるような食べ方」しか知らず、実はそれほど好きな野菜ではなかったそう。
「それが、イタリア料理のシェフやオリーブオイル輸入業者がSNSなどで発信しているレシピを見て、お湯でバラバラになるまでゆでたり、たっぷりのオイルで強火でくたくたになるまで炒めたり、蒸し焼きにしたり……。そうやって大量に食べてみるとおいしいと思うようになりました。でも、それだけです。ブロッコリー好きな子も多いと聞くので、何か料理のコツがあるのでしょうか。ブロッコリーの、お好きな食べ方を教えていただけませんか」と発言小町で問いかけました。
この投稿には、50件を超えるレスがありました。
いち早くコメントを寄せたのは、「あやちゃん」さんです。「小房にしてしっかりゆでてから、カツオ節をかけて、和風に
「大きめのアルミホイルに、生のブロッコリーを小さめに切ってチーズをのせて、アルミホイルで包んで、トースターで温めます。お好みでコンソメ、塩、粒コショウをかけます。下ゆでが面倒なときにつくります」と書き込んだのは「ふゆ」さん。
「まいこ」さんは「マヨネーズだけじゃなくてカレー粉を混ぜるとまた味が変わっておいしいですよ~。塩コショウだけして、ピザ用チーズをかけて焼いたり。ペペロンチーノっぽく、オリーブオイル、ニンニク、唐辛子で
「我が家の人気メニューは、ブロッコリーのフリッター」と教えてくれたのは、「おばはん」さん。「天ぷら粉でも、卵白を泡立てて粉を入れた正式な?フリッターでもどちらでもOKで、生のブロッコリーを天ぷら的に揚げるだけです。ソースはお好みで。なんでも合いますが、麺つゆや薄いものよりも、味の濃いバーニャカウダやマヨネーズ、ケチャップ、オーロラソースの方が私は好きです」
「農家の友人から、たくさんブロッコリーをいただくので、このトピは興味あります」と書いたのは、「ちか」さんです。おすすめのレシピは「グラタン皿に、ブロッコリーを生のまま敷き詰め、マヨネーズとしょうゆをかけ、最後にチーズをのせてオーブンで焼く」というもの。このレシピだと、子どもたちがブロッコリーをもりもり食べてくれるのだそうです。
「とくめい」さんは「ブロッコリーってちょっと苦味がありますよね」としたうえで、調理法別にコツを次のように紹介しています。
〈焼く〉 グラタン皿などの耐熱容器に小房に分けたブロッコリーを入れ、オリーブ油と塩少々をふり、焼きます。ちょっとこげるぐらい香ばしく焼くのがコツ。黒コショウをガリガリとたっぷりひいていただききます。
〈ゆでる〉 少ししっかりめの塩を入れた湯でゆでる。あとから味をつけるより、ブロッコリー全体にまんべんなく塩味がつくのがおいしいです。
〈あえる〉 和風の味つけならゴマあえが好き。すりゴマ・醤油・砂糖。少し軟らかめにゆで、細かく裂いたブロッコリーがよく合います。
〈揚げる〉 衣をつけて串揚げにしたり、天ぷらにしたりするとおいしいです。
どれもおいしそう。新しい調理法に挑戦するとき、経験者のちょっとしたアドバイスは心強いですね。
ブロッコリーは、茎の部分も甘みがあり、ビタミンが豊富なので、捨てずに食べてほしいという指摘も多くありました。
「茎を短冊切りにしてベーコンと一緒に炒めると、いい箸休めになりますよ。外側は硬いのでそぎ落としてください」(「Hee」さん)
「茎も一緒にゆでてもいいし、茎だけナマのまま、ぬか漬けにしてもおいしくいただけますよ。茎は斜めに切ってから千切りにして、あえ物や
「ブロッコリーのゆで汁は、滋味深い野菜出汁なので捨てないで。おいしい汁物になるよ! うちでは、ゆで汁に豆腐や溶き卵を入れて、かき玉汁にします。輪切りの茎も、そのまま入れることが多いかな」(「元どーみん」さん)
ブロッコリーはパスタに合うという指摘もいくつかありました。
「スパゲティの麺をゆでるときに同時にブロッコリーをゆでます。そして、あらかじめウィンナーやベーコンをいためたフライパンに、ゆであがった麺とブロッコリーを入れます。味つけはお好みですが、バターと麺つゆで味つけするのもおすすめです。麺といっしょにゆでるのでブロッコリーはくたくたになり、つぼみ部分はばらけます。でも、それがおいしいです。イタリアではそのように調理するとテレビで見たことがあり、それ以来まねしてやっています」(「みか」さん)
家庭料理は、経験を重ねるほど磨かれるのかもしれません。低糖質で、たんぱく質やビタミン、ミネラルを豊富に含み、栄養価が高いブロッコリー。先入観にとらわれずに、新しい調理法に挑戦したくなりました。
(読売新聞メディア局 永原香代子)
【紹介したトピ】
▽ ブロッコリーの食べ方(駄)
from "レシピ" - Google ニュース https://ift.tt/VmFBdeC
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "ブロッコリーどう食べる?焼く、揚げる…ゆでるだけじゃないレシピ - 読売新聞オンライン"
Post a Comment