18日の東京株式市場で日経平均株価は反落して始まりそうだ。米株式相場の下落を受け、いったん利益確定売りが先行する公算が大きい。外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れているのも、輸出関連株にとって重荷となるだろう。ただ、株高基調の継続期待から一方的な下値模索は限られ、売り一巡後は下値の堅い展開も予想される。市場では、日経平均は前日終値(2万6014円)と比べて200円ほど安い2万5800円程度で踏みとどまるという見方が出ていた。
17日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前の日と比べて167ドル(0.6%)安の2万9783ドルで終えた。10月の米小売売上高が市場予想を下回り、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた消費鈍化が意識された。節目の3万ドルを目前にし、買い一服感から目先の利益を確定する売りが出やすかった。ハイテク株の一角も売られた。
米株高に歩調を合わせ、日経平均は17日に終値で2万6000円台を約29年半ぶりに回復した。前週11日に2万5000円台を回復してから調整らしい調整もないまま上値を試す展開となっており、短期的な過熱感が意識されやすくなっている。
外国為替市場では米ドル安が進んでいる。対円でもドルは売られ、日本時間18日早朝時点では1ドル=104円台前半と、前日の日銀公表値(104円47~48銭)と比べて円高・ドル安方向に動いている。自動車など輸出関連の売りにつながるとも考えられる。
ただ、米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が12月に量的金融緩和の強化に動くという観測もあるなか、年末にかけての株高基調の継続期待は足元で高まっている。投資家にとって「売り込みにくさ」が意識されやすく、日経平均も下値は堅そうだ。
日本時間18日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は下落した。12月物は前日の清算値と比べ50円安い2万5990円で終えた。
個別ではソフトバンクグループ(SBG)に注目だ。17日の講演会で孫正義会長兼社長は「最悪のケースに備え現金を積み上げている」と述べ、SBGがすでに約800億ドル(約8兆3000億円)の現金を手元に確保したと明らかにした。このニュースに対する株価の反応にも関心が集まるだろう。
18日は国内で10月の訪日外国人客数の発表がある。米国では10月の住宅着工の発表や、エヌビディア、キーサイト・テクノロジーズの決算もある。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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November 18, 2020 at 05:04AM
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